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心の造形。
石造美術・石彫刻について

現代の創作(オリジナル)石造品

■新しいカタチを創造する石の魅力

私たちの店では、製作する見本となる“本歌”のある燈篭や蹲、五輪塔、宝塔とは別に、オリジナルの石造品もお造りいたしております。特に神社仏閣の多い京都ですから、その関係の石仕事もありますが、メールで一般の方からお話を受けることもあります。動物や架空の人物だったり、または神社などの新しい参拝対象であったり、記念のカタチであったり、いろいろあります。

晴明神社 晴明井

晴明神社 晴明井

晴明神社 式神

晴明神社 式神

特に石という素材は長年、野外に置かれても壊れることなく、高級感のある美しさを保ち、仮に古びても“侘びさび”の味わいが出て、さらに荘厳さや霊的エネルギーの感じられるものとして最適です。科学技術が発達し新しい素材が創り出されても、天然素材の石には、石の存在感と使い勝手があります。
太古から石が人間の生活の道具として、または信仰の対象として、さまざまなカタチに表現され、今も選ばれているのには、やはり石ならではの“素材の魅力”があるためと思います。

また石は、よく使われる御影石だけでも白、黒、赤、桃、茶、錆、と色々な種類があり、仕上げ方も本磨き、水磨き、バーナー、小叩き、ビジャン、ノミ切り、割肌とバリーエーションが豊富です。温かみのある手彫り感だけでなく、シンプルでモダンな機械彫りも選べて、木造のように細部の仕上げができないぶん、逆に大胆なデザイン化ができます。さらに、サウンドブラストによる字彫りや線彫りができ、ラッカーによる着色もできるので、新しいイメージを具現化するのに最適な素材と、私たちは考えています。

ノミ切り

ノミ切り

ビジャン

ビジャン

小叩き

小叩き

水磨き

水磨き

 



■創作(オリジナル)石造品の造り方

護王神社 守護石

護王神社 守護石

まずはじめに、お客様のご希望やイメージをお伺いして、関連の写真等の資料を集め、それを元にラフスケッチを描きます。その後、さらにイメージを膨らませるためにデザインをして、必要であれば、彫刻物などは紙粘土を使い立体化します。
ある程度、方向性が決まったところでCADで図面化します。CAD製作の時点で、石の強度を考慮しながら、無駄のない石の厚さや大きさを決めて、図面にいたします。図面はイメージがしやすく、そのまま加工図面としても使えるように、正面、側面、平面図を描きます。
最後にイメージに合う適切な石種を選び、石見本を用意し、見積もりいたします。そこで再度、お客様と打ち合わせをして、ご納得をいただいてから、オリジナル石造品の製作に入ります。

石造品

どれだけお客様のイメージを形にし、それを石の特性を考慮しながら、またコスト的にも安く、新しい“石のカタチ”を造りだしていくか、そこに作り手としての難しさと、ヤリガイがあると言えます。
私たちの石仕事は“アート”ではありません。あくまで使われるお客様のイメージを基本にデザイン化して、さらに石のプロとしての知識と経験をもとに、新しい石のカタチを生み出す。私たちは、お客様大事の“ハート”がある、石仕事を目指しています。
護王神社の狛イノシシのページはこちら→



オリジナル石造作品

石造品
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石造品
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