G309(中国)
優れた耐久性をもつ桃色の石材
G309は中国東部、山東省原で採石される桃色(薄い紫色)の花崗岩です。
花崗岩は日本で最も頻繁に様々な建築部位に使用される火成岩。通称、御影石です。
花崗岩(御影石)は火成岩の中でも、マグマが地中の深部で徐々に冷却固結した、「深成岩」です。石英や角閃石、カリ長石などから構成される、優れた耐久性をもつ石材です。
桃色系の御影石のことを「桜御影」と呼ぶこともあります。
石目が細かく、白い部分と黒い粒子が入っていますが、柔らかい風合いです。
吸水率は低いため、劣化や風化には強く、屋外に使用することも可能です。
しかし、長時間屋外に設置していると日焼けを起こして、色が変化していく可能性があります。比較的硬質の石材のため、加工が少し難しいとされています。
屋外の他にも屋内の壁、床材としても使用されます。
仕上げは、本磨きの他、ジェットバーナーなどがよく使用されます。