大谷石(栃木)
軟らかく加工がしやすい大谷石
大谷石は軽石凝灰岩で、栃木県宇都宮市北西部の大谷町付近一帯で採掘される石材です。
軟らかく加工もしやすく、耐火性にも優れています。そのため、古くから使用され、石棺としても利用されてきました。
その後、外壁や土蔵、住宅、石塀、門柱、敷石などの建材として使用されてきました。
最近ではその耐火性からピザ窯としても使用されることもあります。
多孔質の独特な風合いは、アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトが非常に気に入り、帝国ホテル旧本館に用いられました。
また、十和田石と同じく、脱臭効果やマイナスイオンを放出する効果もあるとされています。栃木県宇都宮市に行くと、その採石場を見ることもできるそうです。採石場跡を活用した大谷資料館はとても迫力があって人気です。