芳村石材店 芳村石材店

CASE STUDY

CASE STUDY

狛イノシシと足腰のご利益で
人気の護王神社を石ウオッチング

京都御所西に建つ「護王神社」には、平安京遷都の造営に貢献した和気清麻呂公と、多数の孤児を養育した姉の広虫姫が祀られています。イノシシ神社の愛称もあり、正門と拝殿前に鎮座する狛猪を始め、様々な猪の石彫刻やコレクションが見られます。 狛猪(霊猪像)は、清麻呂公が刺客に襲われた時に三百頭の猪が救いに現れ、切られた足の腱も治したという故事に因み奉られています。今では、足腰の神様として、スポーツ選手からご高齢の方まで、全国から参拝者が訪れています。

霊猪像に御千度車、
床イノシシと石造品がいっぱい

表門霊猪像・伝統工芸士「現代の名工」作

石は大阪の和泉砂岩を使用。
躍動感のある力強い彫刻は愛知県在住の伝統工芸士で、「現代の名工」に選ばれた石彫刻家の作品です。

手水舎カワイノシシ・伝統工芸士「現代の名工」作

キャラクターを描いて、霊猪像と同じ伝統工芸士の石彫刻家に作成を依頼。
人が近づくと、口から水が出るので、インスタ映えして人気です。

床イノシシ(休憩室内)

昔の井戸に息抜きの穴を開けての石蓋。黒、青、白、三種類の御影石を象嵌にした一体加工。
本磨きの表面にイラストの猪を線彫りで仕上げ。

祈願石の御千度車

本殿で足腰祈願をした後、表門にある石の御千度車を回します。
大祓の詞が刻まれた石車が回ると、鈴の音が鳴る仕掛けで「足腰祭」でも活躍。

  • 足萎難儀回復御守護石

  • 護王神社社標

伊勢神宮遙拝所

PLAN&DO
ISHIMO

境内には霊猪像の他、手水舎の中や休憩所の床にも珍しい猪の石像がいて、参拝者を和ませます。清麻呂公の顔がある社標や、伊勢神宮遙拝所など独特の石造は全て、宮司さんの想いを元にデザイン。
人々の“願いが集う”環境ならではの、石の存在感とカタチが求められます。毎月、宮司さんを筆頭に神社あげて開催される「足腰祭」でも石が活躍。本殿で足腰の健康を祈願した後、参拝者の列は石参道を歩いて表門に。大御守りの下に立つ、石の御千度車を回します。大祓の詞が刻まれた石車が回ると、優しい鈴の音。願う人々、それぞれの心に響きます。

石だからこそ、できるコト。かなうカタチがあります。