京都の石屋として
石に茂と書いてイシモと読みます。
襲名される芳村茂右衛門の茂を、石に組み合わせた創作文字です。
この文字は享保年間の創業以来、私どもの屋号として、
京石工の技術と伝統を守り続けてきたシンボルマークでもあります。
石茂の歴史は辿るところ、江戸末期から始まっています。 しかし、それは記録や口伝として残されたものであり、京都の石工
の歴史は、遥か平安京の時代からあるかと思われます。
木造建築を基本としてきた日本は“木と紙の文化”と言われます。 しかし、その木の建物を風雨や地震などの災害から護るために、
石の基礎や基壇が造られています。また石垣、石橋、玉垣、参道など の環境整備だけでなく、鳥居、石碑、石仏などの祈りの対象物として、 さらに石灯篭、手水鉢など、露地や庭園の観賞物としても、石は、
古より日本人の文化や暮らしの中に溶け込み、使われてきました。
平安京からの永い“都の歴史”を有する京都では、無数の社寺建築と その境内地が残され、町家の佇まいや露地も見られます。
そこには多くの石が今も使われ続け、京都の“木と紙の文化”を護り、 支え続けていると言えます。
私たちは「京都の石屋」として、これからも石の文化を守り育て、 「お客様大事」の家訓の元に、本当に良い品を安心技術と価格で
お届けしたいと考えております。
株式会社 芳村石材店
代表取締役 山田 俊行
家訓「お客様大事」の心を基本に
私たちは、本当に良い品を安心の技術と価格で
お届けいたします
石の仕事一筋に
初代茂右衛門は、享保年間に京都北白川村(現・京都市左京区北白川)で石工 として業を興し、その後、現在地の東堀川椹木町に移り店を構えました。 私は父、五代目茂右衛門の次男として、父について石の仕事を教えられ、
現在、六代目茂右衛門を継がせていただいております。
歴代の先祖が京石工として残してきた業績を守りつなぎ、次の代に伝えて いくことが私に与えられた使命だと思っています。
江戸から平成へと二百七十年を超える時を重ねながら、私どもが “石の仕事一筋”に続けてこれたのも、一重にお客様のお陰と心から感謝 いたしております。
私どもは今後とも時代の変化にあわせ、研鑽と努力を重ねてまいります。 何卒、変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
会長 六代 芳村 茂右衛門
|