芳村石材店 芳村石材店

石供養

石供養
天龍寺 百花苑 古代型五輪塔

墓地霊園探しの ポイント

既に代々からの墓所(墓地・霊園)があり、お墓を後継される立場(主に長男)の方は別ですが、 次男・三男の方や新しく京都に住まわれた方などが、京都でお墓を建てる場合、 まずは墓所を探し、ご購入されることが必要です。 そのポイントをいくつかご紹介いたします。

墓所(墓地・霊園)のご購入について

墓所の場合は、土地の売買と異なり“永代で使用する権利を取得する”こと。 そのため、お参りする方が途絶えたり、管理料が未払いの場合や、 寺院や霊園の規約に違反する行為があると、墓所を更地に戻し返さなければならないので注意が必要です。
※永代使用料は使用年数に関係なく返還されません。

墓所の広さ

墓所は一般的に、1区画を1聖地(間口90cm×奥行き90cm)という単位で表わします。 1聖地は、0.81m2で、4聖地が3.24m2=約1坪です。 京都市内の寺院墓地は立地のため、比較的1聖地墓地が多いですが、 新しく造成した墓所や霊園形態の所では、広い聖地を選ぶことも出来ます。

墓所の購入費用

主な墓所のご購入にかかる費用としては主に以下の項目になります。

  • 永代使用料(1聖地価格×聖地数)
  • 年間管理料(墓所の公共エリアにかかる管理費用)
  • 巻石代(地面だけの場合は後でご購入が必要です)

※料金は立地や設備、交通の便、格式で異なるのでご確認下さい。
※寺院墓所では新しく檀家になる際、檀信徒料が必要な場合もあります。面接時等にお寺さまにご確認下さい。

墓所(墓地・霊園)の種類

①寺院墓地 ②公営墓地 ③民営墓地 の3つ。 それぞれの特徴を紹介します。

①寺院墓地
お寺が運営・管理する墓地。境内にある事が多く綺麗に掃除され、法要の予定日時の管理も行き届いています。 本堂や広間なども利用でき、法要の集まりに便利です。
住職と家族が共にお住まいのお寺が多く、法要や月参りも安心してお願いできます。 お寺に檀家として墓地がある場合は、新たに別の所に永代使用できる許可が必要です。 檀家でない方が墓地を求める場合は、檀家になることが基本。
宗旨宗派は問わずとも、檀家になられたらお寺の行事に合わすことを一般的に求められます。 墓地が境内外だったり霊園形態の墓所で、了解を得た場合、他宗派(キリスト教他)の祀り方でも良いこともあります。
またお寺としては、お参りが途絶えたり、無縁墓になるのは避けたく、初めに面接がある事が多いです。 お墓の後継者がない場合には、お寺が数十年にも渡って、両彼岸や命日に供養を続けてもらえる「永代供養墓」というお参りの仕方もあります。

②公営墓地
地方自治体が管理運営している為、経営面の不安はありません。 京都市内では主に京都市市営墓地で、地蔵山・住吉山・清水山・大日山・若王子山などがあります。
管理料は安いですが、申し込み期間と区画数が限定され、希望者が多く購入しにくいです。 宗旨宗派も問われず、お墓の形に制約が無いですが、京都市周辺の山地に面した所が多く、交通の便が悪いです。 管理面もあまり十分でなく、トイレが無い場合もあります。 それらを考慮した上で、経済性を優先される場合は良いと思います。

③民営墓地
宗教法人から委託された民間会社が運営したり、社団・財団法人が経営する墓地。 大規模で区画数が多い墓地です。
駐車場や休憩場・トイレなどの設備も整い、「公園墓地」として環境も優れています。 ただ県境など郊外にある場合が多く、車やバス送迎が主で、渋滞で混雑する所もあります。 宗旨宗派を問わず、基本的に墓石の形も自由ですが、お墓を建てる石材店が指定され、デザインや価格が決められる事もあります。 法要の時は来ていただくお寺を探すことも必要です。

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