誠心院
- 寺院墓地
- 京都市中京区
修学旅行生や観光客が行き交い、賑わう新京極の一角に誠心院はあります。
初代住職は恋多き女性と言われた女流歌人「和泉式部」。
華嶽山東北寺誠心院と号する真言宗泉涌寺派の寺で、通称和泉式部寺の名で知られています。
●お寺について
誠心院は娘の小式部に先立たれ、仏門に入った和泉式部の為に、藤原道長が与えたのがその起こりとされています。
平安中期の恋愛歌人で、才色兼備の誉れ高き「和泉式部」が初代住職。
和泉式部の法名である誠心院智貞専意法尼に因んで誠心院との名が付きました。
かつては”じょうしんいん”と呼ばれていましたが、ここ最近では ”せいしんいん”の呼び名に変わりました。
●和泉式部供養塔
境内には和泉式部の墓といわれる“宝篋印塔(ほうきょういんとう)”が佇んでいます。
この塔は塔身正面にのみ阿弥陀三尊の梵字が標されている珍しい法篋印塔です。
高さ約4mのこの石塔は、正和2年(1313年)に改修建立されました。
●阿弥陀如来と二十五菩薩
娘の小式部内侍に先立たれた和泉式部は、誓願寺の本堂に四十八日籠り、ご本尊に教えを受けます。
六字名号(南無阿弥陀仏)を日々お唱えして、阿弥陀如来と二十五菩薩に迎えられ浄土へ往生しました。
謡曲「誓願寺」では、和泉式部の往生の際に二十五菩薩と共に現れます。
墓地には、阿弥陀如来を中心に、両脇に観音菩薩・勢至菩薩など左右に25体の菩薩が並んでおられます。
像は安土・桃山時代、天正年間(1573-1592)に、宇治田原城、城主・山口甚介により寄進、建立されました。
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- 墓地名
- 華獄山東北寺/誠心院(かがくざんとうぼくじ/せいしんいん)
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- カテゴリー
- 寺院墓地
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- 宗旨宗派
- 真言宗泉涌寺派
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- 所在地
- 〒604-8047京都府京都市中京区新京極六角下中筋487
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- 交通手段
- ・阪急電鉄「河原町駅」から徒歩5分
・市バス「河原町三条」下車 徒歩4分
・京都市営地下鉄「京都市役所駅」から徒歩8分
・京阪電鉄「三条京阪駅」から徒歩11分
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- 聖地規模
- 1区画(78cm×82cm)~
区画が残りわずかとなっています。
永代供養のご相談も受け付けられてます。
詳しくはお問い合わせください。
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- 主な設備
- 水場、トイレ
駐車場無し(近くに市営御池駐車場などあり)
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- 周辺環境
- 京都の繁華街の中心、飲食店などがひしめく賑やかな新京極通。六角公園の少し南に誠心院は位置します。
山門をくぐり、境内に足を踏み入れますと、ガラリと雰囲気が変わり静寂に包まれます。