興臨院(大徳寺内塔頭)
- 寺院墓地
- 京都市北区
大徳寺は、京都の中心地から少し離れた洛北に位置し、とても静かなところです。
臨済宗大徳寺派の大本山で、千利休や信長・秀吉にまつわる有名な塔頭寺院も多く、興臨院もその中の一つ。
空気の澄んだ広い敷地は、紅葉や竹林と雰囲気が良く散策するのもお勧めです。
●お寺について
戦国時代、能登の守護である畠山義総(はたけやまよしふさ)により建立されました。
以後、菩提寺となり、興臨院は義総の法号『興臨院殿伝翁徳胤大居士』が由来となっています。
開山は大徳寺第86世小渓紹怤(しょうけいじょうふ)和尚(仏智大通ぶっちだいつう)です。
●興臨院と前田利家
畠山義総は戦国時代の武将で、能登の畠山氏の全盛を築いた人物でしたが、興臨院を建立直後に本堂が火事で消失してしまいました。
そして、畠山家も衰退していきます。再建後、前田利家が屋根等の修復を行い、前田家の菩提寺となりました。
本堂には、開祖である畠山義総の像が正面に祀られており、その左隣に前田利家のお位牌が並んでいます。
●枯山水庭園
方丈前の庭園は中国の蓬莱山(ほうらいさん)をイメージして作られた枯山水庭園。
この庭園は昭和の小堀遠州と言われた中根金作(なかねきんさく)氏によって作庭されました。
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- 墓地名
- 興臨院(こうりんいん)
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- カテゴリー
- 寺院墓地
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- 宗旨宗派
- 臨済宗大徳寺派
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- 所在地
- 〒603-8231 京都府京都市北区紫野大徳寺町80
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- 交通手段
- ・市バス「大徳寺前」下車 徒歩2分
・京都市営地下鉄「北大路駅」より徒歩17分
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- 聖地規模
- 詳しくはお問い合わせください。
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- 主な設備
- 水場
※お車でお参りの際は、大徳寺の駐車場をご利用いただく事になります。駐車場の係に墓参りの旨をお伝えください。